左官仕上げなどで使われるモルタルで作られた薄いシートです。

独自に調合したモルタルを使い、コテを使った左官技法で一枚一枚を薄く塗り広げて作られています。
通常の左官モルタルは、壁や床の表面の仕上げとして塗られるため、単体で薄く固めると強度がなく、衝撃などですぐに砕けてしまうのですが、SWAYWALLは素材に練り込まれた特殊な繊維により、折れ曲りや落下などの衝撃などでも砕けてバラバラになることはなく、クラックや欠けなどを素材の表情として積み重ねながら使用することができます。

SWAYWALL＝揺らぐ壁。
壁の表層を剥いで、構造から切り離したかのようなシンプルなモルタルの質感は、空間づくりのアクセントとしてあらゆる場面で活躍しそうです。

上部に2箇所のフック付き。
天井から吊り下げてパーテーションに。
壁に掛けてポスター、タペストリーとして。
木造建築にも、空中にも、生活空間のどこにでもモルタルの壁を出現させることができます。

※製品の特性上、ひび割れや欠け、気泡などがすでにございます。
※ご使用方法によっては、持ち運びの際に折れ曲がったり、ひび割れが広がりますが、素材の表情の深みとしてそのままお楽しみください。

【Pull Push Products.】
2002年よりスタートしたクラフトブランド。
京都を拠点に活動し、デザインから製品製作、梱包、発送まで行っています。
素材とストーリーをモノ作りのコンセプトとし、 大量生産や高度な機械を必要とするモノ作りとは対極にある手仕事の繊細さや緩やかさを大切に考え、作り手の温度が伝わる製品をゆっくりとしたペースで提案しています。

【mortar】
Pull Push Products.によるコレクション。
建築材料として使用される「モルタル素材」を、単に材料や材質として捉えるのではなく、「重い」「硬い」「冷たい」など、直感的なイメージや、人の”感覚”を刺激する要素として捉え、その感覚を歪ませ、増幅させ、削ぎ落とし、モノが持つ感度を高めていくことをコンセプトに、「感覚的」なプロダクトを生み出していくプロジェクトです。