90sの某アウトドアブランドのカグール（ロング丈アノラック）をモチーフに、ボリューム感、仕様、デザインを調整。
サイドにはハンドウォーマーポケットを配しています。
フロント中央には大きめなポケットで十分な収納を確保しました。
袖口にはドローコード入り。
裾のドローコードを絞って、シルエットや丈感をアレンジ可能です。

素材には、縦糸にビスコースレーヨン、横糸にナイロンを交織し、高密度に打ち込んだタイプライター生地を採用。
ビスコースレーヨンの光沢感と柔らかさ、ナイロンの軽くサラッとした風合いに、ワッシャー加工を施し、表面感のある生地に仕上げています。

岡山県高梁市で、鉱山の副産物として採取される、土中の鉄が酸化した天然鉱物顔料を使用する『ベンガラ染め』にて、1点1点職人による手染め加工を施すことで、ムラのある色味を演出しています。

やや長い着丈はエアリーな雰囲気を作り、ベンガラ染めの優しい色味と相まって、アウトドアウェアではあまり見ない、唯一無二なアイテムに仕上がっています。

※『Cagoule（カグール）』はイギリス英語で、軽量で耐久性のあるフード付きの防寒・防水上着のこと。
いわゆる「アノラック」と同義ですが、コンパクトに収納できるパッカブル式の防水アノラックは、元英国海兵隊員であるノエル・ビビーにより発明され、1960年代初頭に〈Peter Storm〉ブランドより、フランス語の「僧侶がかぶるフード」から名付けられた「Cagoule」として発売されたウェアがルーツとなっています。
言葉としては、アノラックよりロング丈で、雨具（ポンチョ）的なイメージのものを指す場合が多く、アウトドアウェアでは〈Patagonia〉のPost Foamback Cagouleなどが有名です。